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初級者向けPowerApps用語集

PowerApps を使ってアプリを作成する際に役立つ用語をまとめた PowerApps用語集 です。アプリを作成するうえで日本人にはなじみがない単語が多様されており、ハードルが高く感じるというお声をいただき本記事を作成しました!初心者の方が、PowerAppsをより深く理解し、効果的に活用するためにぜひご活用ください。


目次

  1. 基本用語
  2. アプリの構成要素
  3. データ管理
  4. 機能と操作
  5. 高度な機能
  6. アプリの管理と共有
  7. その他の重要用語

基本用語

◆PowerApps(パワーアップス)

PowerApps は、コードを書かずにビジネスアプリケーションを作成・共有できるローコードアプリ開発プラットフォームです。企業の業務効率化やデジタルトランスフォーメーションを支援します。

◆キャンバスアプリ(超重要)

PowerPointで資料を作成するようにユーザーが自由に画面のレイアウトをデザインできるアプリです。ドラッグ&ドロップでコントロールを配置し、カスタマイズが容易です。

◆モデル駆動型アプリ

データモデルに基づいて自動的にUIが生成されるアプリです。複雑なビジネスロジックや関係性を持つデータに適しています。Microsoft Dataverseを利用することが多く、有料になる場合もあります。

◆Microsoft Dataverse

PowerAppsや他のMicrosoft Power Platform製品で使用されるクラウドベースのデータストレージサービスです。データの標準化とセキュリティを提供します。


アプリの構成要素

◆スクリーン

アプリ内の各ページを指します。ユーザーインターフェースを構築する基本単位です。

◆コントロール(重要)

アプリに配置するUI要素のことです。例としては、ラベル、テキスト入力、ボタン、ギャラリーなどがあります。

◆ラベル

テキストを表示するためのコントロールです。静的な情報や動的なデータを表示できます。

◆テキスト入力

ユーザーがテキストを入力できるコントロールです。フォームや検索ボックスなどで使用します。

◆ボタン

ユーザーのアクションをトリガーするコントロールです。クリックすると特定の操作が実行されます。

◆ギャラリー(重要)

データの一覧表示に使用するコントロールです。縦型、横型、タイル型など、様々なレイアウトがあります。

◆フォーム(重要)

データの表示や編集に使用するコントロールです。編集フォーム表示フォームがあります。

◆データカード

フォーム内で個々のフィールドを表すコンテナです。各データカードにはラベルや入力コントロールが含まれます。

◆コンポーネント

再利用可能なUI要素の集合です。複数のスクリーンで同じコンポーネントを使用することで、一貫性のあるデザインが保てます。


データ管理

◆データソース

アプリがデータを取得・保存する外部サービスやデータベースのことです。SharePoint、Excel、Dataverse、SQL Serverなどが含まれます。

◆コネクタ

PowerAppsと外部サービスを接続するためのインターフェースです。

  • 標準コネクタ: Microsoftが提供する一般的なサービスへのコネクタ
  • カスタムコネクタ: 標準で提供されていない(有料)外部サービスと接続するためのコネクタ

◆コレクション(重要)

アプリ内でデータを一時的に保存するためのローカルデータストレージです。Collect 関数を使用して作成します。

◆変数(重要)

アプリ内でデータを一時的に保存するためのストレージです。

  • コンテキスト変数: 特定のスクリーン内でのみ有効。UpdateContext 関数を使用します。
  • グローバル変数: アプリ全体で有効。Set 関数を使用します

機能と操作

◆関数

アプリ内で特定の操作を実行するための命令です。以下のようなものが含まれます。

  • Navigate: 画面遷移を実行
  • SubmitForm: フォームの内容をデータソースに送信
  • Patch: データソースのレコードを更新または作成
  • If / Switch: 条件分岐を実装
  • LookUp: 特定の条件に一致する単一のレコードを取得
  • Sum / Average / Count: データの集計などに利用

◆プロパティ(超重要)

コントロールの動作や外観を制御する設定項目です。画面の初期設定や

  • OnSelect: コントロールが選択されたときに実行されるアクション
  • Items: コントロールが表示するデータソースを指定
  • Visible: コントロールの表示・非表示を制御
  • Default: コントロールの初期値を設定

◆条件分岐

特定の条件に基づいて異なるアクションを実行する機能です。If 関数や Switch 関数を使用します。

◆ルックアップ

別のデータソースから関連するデータを取得する機能です。LookUp 関数を使用して特定の条件に一致するレコードを取得します。

◆集計関数

データを集計するための関数です。SumAverageCount などがあります。


高度な機能

◆Power Automate(パワーオートメート)

PowerAppsと連携して自動化ワークフローを作成するツールです。メール送信、データ処理、通知など様々な自動化が可能です。

◆フロー

Power Automateで作成する自動化プロセスのことです。トリガーとアクションから構成されます。

◆レスポンシブデザイン

デバイスの画面サイズに応じてレイアウトを自動調整するデザイン手法です。スマホやタブレットでも見やすくなります。


アプリの管理と共有

◆アプリの公開

作成したアプリをユーザーと共有するプロセスです。発行共有 の手順を含みます。

◆バージョン管理

アプリの変更履歴を管理する機能です。以前のバージョンに戻すことも可能です。

◆環境

Power Platform内でアプリやデータを管理する単位です。開発環境、本番環境などがあります。

◆ユーザー権限

アプリやデータソースへのアクセス権を管理する設定です。閲覧のみ、編集可能などの権限を設定します。

◆アプリ設定

アプリ全体の設定を管理するセクションです。テーマカラー、アイコン、言語設定などを行います。

まとめ

PowerAppsを効果的に活用するためには、基本的な用語と機能を理解することが重要です。この用語集を参考に、PowerAppsの学習を進め、業務効率化やデジタルトランスフォーメーションを実現してください!


おわりに

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